Trilogy | Emerson, Lake & Palmer
2010-08-22 20:22
4ヶ月近く放置とは大変申し訳ございませんでした。
お相手は相変わらず音楽を聴いていない洪 泰和(バイト)です。
私自身、好きなミュージシャンや影響を受けたミュージシャンをプロフィールで公表する事はあまりありません。
そんな処で手の内を見せてどうする!と云うか、あまり多くを聴いていないので公表するのもお恥ずかしいと。
ええ、私が機材リストを公表しないのと同じ理屈でございます。
まぁ、そんな感じなので「どんな音楽がお好きなんですか?」と訊かれると一寸困ります。
若い頃は※「プログレッシブ・ロックが好きです。」と答えていましたが、一般人がプログレッシブ・ロックを知っている事は稀で、どんなジャンルなのかを説明するのに四苦八苦、結局どんなものか理解に至らないなんて面倒な流れがありました。
最近は「ファンクです」と答えてその場を凌いでいます。まだこっちの方がイメージし易い様で。
で、何の噺だ?
あー、そんな私が多くを語らない大好きなバンド、Emerson, Lake & Palmerのアルバム『Trilogy』のご紹介です。
Emerson, Lake & Palmer(以下EL&P)は名前の通り、キース・エマーソン(Key)、グレッグ・レイク(Ba+Vo)、カール・パーマー(Dr)による3人編成のバンドで、まず「バンド名もうちょっと工夫しろよ!」とツッコミたくなります。
続いてプログレッシブロックとは何かと云う噺になりますが、そんなものを説明するのは無為です。
百見は一聞に如かずです。
ここでは割愛します。
EL&Pの代表作と云えば私の中では『TARKUS』なんですが(実際は『展覧会の絵』と云われる事が多い)、今回は敢えて『Trilogy』で行きます。
と、云うのも私の所有CDには勿論EL&Pが存在してますが、何故か時期に因って数枚紛失してます。(誰に貸したか解らなくなった)
今回失くなっているのに気付いたのは『Trilogy』だったので再入手した、と云う理由なだけです。
初期のアルバムならどれを聴いても逸品なんですが、冗長なプログレ楽曲の中でもポップで時間も短い『Hoedown』が収録されているのが一番のインパクトかもしれません。
この曲のテンションとスピード感は聴いていてとても爽快です。この演奏をホントに3人でやってのける演奏力にも驚かされます。(ムービー参照)
『From The Beginning』の渋さも好きなのですが、本作で最も秀逸なのは1曲目『The Endless Enigma, Part 1』の1分40秒あたりから2分20秒あたりまでのフレーズです。そこだけでこのアルバムの価値があります。欲を云うならそのフレーズが楽曲中何度か登場してくれると最高でした。
プログレは全体を愉しむのも良いのですが、気に入ったフレーズの為に聴くのも良い訳です。
其の意味ではこの『The Endless Enigma, Part 1』は最高です。
是非お聴き下さい。
付け加えるならばジャケットの趣味の悪さも逸品です。
是非CDでお求め下さい。
と云うだけの話でしたと。
- 2010-08-22
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