静かに流れる 白く漂う口笛吹いて
痺れる鼻先 震わせて 闇に消える
コンクリートの上を硬く滑る 軋む車輪の音
ペダルをこぐ足は速くなっていくけど うまく先へ進めない
止まらない いつだって時は流れ続ける
高鳴る鼓動
振り返り見たそこに 夜の風景があって 影をひいた
隣を流れる車も わずかになって
ビルの間から 赤い月が僕を見てた
ペダルの回転をさらに加速しても すぐにはたどり着けない
今日会えなかったあの子を思うけど 今は眠りの中
会いたくて会いたくて 想いが溢れ続ける
高鳴る鼓動
見覚えのある角を横目に通り過ぎる
おやすみ
止まらない いつだって時は流れ続ける
高鳴る鼓動
夜の空 その色を徐々に鮮やかにする
もうすぐ 朝がやってくる
止まらない 止まらない 想いが溢れ続ける
高鳴る鼓動
真夜中の喧騒が まだ胸にあるけれど
朝が来る