洪 泰和はコンテンツとして面白くない
2017-04-01 19:57
新年度明けましておめでとう御座います。
SOUND DESIGN PSyXのサイトがレスポンシブに対応してスマホから見易くなりました。
技術向上の為にBootstrapとWordPressを学んで実装しましたが、まだ新しい技術を身につけられる自分に少々感動しております。
さて本題。
昨年10月にソロライブを行ったのですが、春山弘臣や石倉圭介をサポートに迎え結構面白い内容に仕上がったと思ったのですが、本人のテンションも裏腹にぶっちゃけて云ってしまうと集客に繋がりませんでした。
音楽活動をしているとそう云う事自体は珍しい事ではないのですが、その時にはっきり思った訳です。
洪 泰和はミュージシャンとしてと云うよりコンテンツとして面白くないなと。
SNSとミュージシャン
ソーシャル・ネットワーキング・サービスが一般化してから、そこかしこでミュージシャンが活動アピールを行う時代になりました。
・◯◯月◯◯日にライブをします!
・CDリリースします!
等、写真や映像を交えて日々拡散されています。
YouTubeやSoundCloudなども手伝って、ミュージシャンにとっては有難いくらい情報発信をする環境が整ってきましたが、あまり興味を引けていないのが実態なのかなと。
ミュージシャンのSNSってファンからすれば有用かもしれないのですが、よく知らない人から見たら単純な活動アピールだけだとつまらないなと思う訳です。
そんな事もあり、ミュージシャン自身がコンテンツとして面白くないと、新しい顧客層を開拓するのは難しいのではないかと思い至る様になりました。
環境はあっても曲を聴いてもらえない
手軽に音楽を配信してクリックひとつで聴ける便利な時代になったにも関わらず、タイムラインに流した再生ボタンが押される事は私の場合多くはありません。
曲を聴いて駄目出しを受けるならまだしも、聴いてすらもらえないならミュージシャンはどう勝負すれば良いのかと頭を抱えてしまいます。
そうやって考えると昔はそれこそライブハウスなどで足を使って自分たちをアピールしていましたが、飛躍的に状況が改善されたのかはよく判りません。
むしろ音楽を届けられる環境が整っているだけに、自分の無力さを思いっきりぶつけられている様で、絶望的な気分にさえなります。
身も蓋もない結論
なぜそうなのかと紐解いていくと、原因は簡単で私に興味が無いからなんですね。
更に紐解くと私はコンテンツとして面白くないと云う事実が突きつけられる訳です。
絶望していても仕方が無いので、そこを真摯に受け止めコンテンツとして面白くなる様努力してみようかなと思い至った次第で御座います。
先ずはブログから
昔はよく自分の考えを発信していたのですが、30代に入ってからは控えていました。
考えを文字や言葉にすると云うのは思考整理にもなるので自分的にも有意義ではあるのですが、熟考する余裕がなかったり手の内を知られる事を敬遠したのが原因でしょうか。
そんな感じだったので、ここ数年の自分のブログを読み返すと日記みたいな内容のライブレポートばかりになってしまい、恐ろしく面白くありません。
そりゃ人は私に興味を抱かないよなと改めて納得します。
納得のクオリティです。
境界線の排除
今まで私はミュージシャン以外の部分を基本的に発信して来ませんでした。
音楽部分と仕事部分を切り離していたのですが、近年その境が曖昧になって来ている様に感じます。
普段はデジタルステージと云うソフトウェアハウスでデザインディレクターとして勤めておりますが、デザイン分野に限らず映像や音楽を扱ったり、近年は作曲をする事もあり、ものづくりと云う観点ではミュージシャン活動と無理に分ける理由が無くなって来ました。
音楽だけでものを考えるより、そもそも自分のスタイルは複合的なものづくりだったなと思い返して、仕事も含めて自分の考えや活動を発信する事から始めようと思います。
今後は洪 泰和と云うコンテンツをどの様に作り上げて行くかと云う視点でコツコツ積み重ねてみようかなと思います。
そんな新年度初日のご挨拶で御座いました。
- 2017-04-01
- カテゴリー: 書初